四十九院(=家の裏庭)のコブシの夏模様

 連日30度近い気温が続く暑い白馬です。

白馬の我が家にはエアコンがないのでこうも暑いとちょっと辛い。

避暑地的なイメージでエアコンなしで白馬の夏を過ごすのにはもはや無理があります。

さて、今日は白馬のちょっとした観光地になっている四十九院のコブシの夏模様をお届けします。

その前におさらい。


【四十九院のコブシとは】

白馬山麓に春を告げるコブシ。

樹齢そのコブシが水を張った田んぼに美しく映えるスポットです。

菜の花とのコントラストが美しく、春になると多くの観光客やカメラマンで賑わいます。

白馬に家を借りて迎えた初めてのこの春。一面の菜の花、菜の花、菜の花...この光景を見て胸の高まりが止まりませんでした!!

しかもこの光景。自然とできるわけではないんです。

ご近所の有志たちが畑の土を起し、菜の花を植え、時期が来るとこの場所がわかりやすいようにと看板を立て、駐車場を確保し、コブシが映る水面を動かさなように田んぼに水を入れるのをやめ...と、本当に「観光客ファースト!」のおもてなし精神でこの光景を創り出しているのです。

そのことにも胸がいっぱいでいっぱいで...

芽吹きの前。コブシに集まって看板の設置などをする地元の有志たち

いつかこのお話をまとめたいと思っています。

さてさて、話はずれてしまいましたがそんなコブシの夏の様子です。
実はここ、私の家のすぐ裏なのです。
こんな場所が裏庭だなんて...涙が出るほど幸せです(泣泣)

じゃじゃんっ!!!
コブシの枝が大きな木陰を作っていて、その先には白馬三山が見渡せます〜。

そして葉っぱの下にはマスカットのようなボコボコのこんな実がなっています。
これぞコブシの名前の由来になっている「こぶし」なんです。

足元には湿地性の植物がにぎやかです。
どうして湿地性か。
このすぐ脇には農業用水が流れています。
ラッパのように横向きに咲いているこちらはウバユリ。

背が高く茎がまっすぐにのびる様子が目につきます。
そして、お花は元気に咲いているのに葉っぱが枯れている対照的な姿が印象的です。
ウバユリは名前の由来がとってもおもしろく、「花が咲くころにはもうハ(葉、歯)がない」ということからついたと言われています。
実物を見ると、なるほどおぉ!!! と思える由来です。

もうひとつ、コブシの足元を彩るのが鮮やかな青のコバギボウシ

大きなコブシがつくるこもれび。
白い花が咲く春とは異なる魅力があります。

この時期でも訪れる人がいます。
ぜひいらしてみてください!


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